【Python】標準入力とは？基本の使い方をやさしく解説

Pythonを学び始めたばかりの方が最初につまずきやすいポイントのひとつが「標準入力」です。
この記事では、Pythonの標準入力とは何か、そしてその基本的な使い方を初心者向けにやさしく解説します。

標準入力とは？
1. なぜ標準入力が重要なの？
Pythonでの標準入力の基本的な使い方
よくあるエラーと注意点
まとめ
1. 本記事のまとめポイント

標準入力とは？

標準入力（standard input）とは、ユーザーからプログラムに対して文字や数値を入力する仕組みのことです。
Pythonでは、主に input() 関数を使ってこの操作を行います。

たとえば、名前を聞いて表示する簡単なプログラムは以下のようになります。

name = input("あなたの名前を入力してください：")
print("こんにちは、" + name + "さん！")

なぜ標準入力が重要なの？

ユーザーとの対話が可能になる
決まった値ではなく、入力に応じて処理を変えられる
テスト用の簡単なツールやアプリを作るときにも便利

本記事で学べること

Pythonにおける標準入力の基本的な仕組みと役割
input()関数の使い方と、文字列としての取り扱い
int()やfloat()を使った数値型への変換方法
split()を用いた複数の入力値の処理方法
複数行の標準入力を扱うためのループ処理の使い方

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Pythonでの標準入力の基本的な使い方

1. input()関数の使い方

input()は、ユーザーから文字列を受け取る関数です。
例：

age = input("年齢を入力してください：")
print("あなたは" + age + "歳ですね。")

※返される値は文字列（str型）であることに注意しましょう。

2. 数値として扱いたい場合

年齢や金額など、数値として計算に使いたい場合は型変換が必要です。

age = int(input("年齢を入力してください："))
print("来年は", age + 1, "歳になります。")

よく使う変換

int()：整数に変換
float()：小数に変換

3. 複数の値を一度に入力する方法

空白で区切って複数の値を入力したいときは、split()と組み合わせます。

x, y = input("2つの数字を空白で区切って入力してください：").split()
x = int(x)
y = int(y)
print("合計は", x + y)

4. 複数行を入力するには？

input()は1行だけを取得する関数なので、複数行を取得するにはループを使います。

print("3行のメッセージを入力してください：")
messages = []
for _ in range(3):
    line = input()
    messages.append(line)

print("あなたが入力した内容：")
for message in messages:
    print(message)