Pythonでプログラムを作る際、ユーザーからの入力を受け取る場面は多くあります。たとえば「名前を入力してもらう」「数字を打ってもらう」など、ユーザーのアクションを待つ機能を作るには、input()関数を使います。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく「入力待ち」の基本から実践的な使い方までを丁寧に解説します。
本記事で学べること
input()関数の基本的な使い方- ユーザー入力を文字列として受け取る仕組み
- 数値として扱うための型変換方法（
int()やfloat()） - 例外処理（try-except）を使ったエラー対策
split()を用いた複数入力の処理方法
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Pythonのinput()関数とは？
Pythonのinput()関数は、ユーザーからの入力を待ち受けるための標準的な方法です。
name = input("あなたの名前を入力してください：")
print("こんにちは、" + name + "さん！")ポイント：
- ユーザーがキーボードで何か入力するまでプログラムは一時停止します。
- 入力された値は、必ず文字列型（str）として受け取られます。
基本的な使い方と注意点
基本の構文
変数 = input("入力を促すメッセージ")例：年齢を聞く
age = input("年齢を入力してください：")
print("あなたは" + age + "歳ですね。")注意点：
input()で取得したデータは文字列なので、数値として扱いたいときは型変換が必要です。
数値として扱いたい場合の型変換
age = input("年齢を入力してください：")
age = int(age) # 整数に変換
print(f"来年は {age + 1} 歳になります。")よく使う変換：
int()：整数に変換float()：小数に変換
エラーに注意！
入力が数値でないとValueErrorになります。次の章で対処法を解説します。
エラー対策｜例外処理を取り入れよう
try:
age = int(input("年齢を入力してください："))
print(f"来年は {age + 1} 歳になります。")
except ValueError:
print("数値を入力してください。")このようにtry-except文を使うことで、ユーザーの誤入力にも柔軟に対応できます。
複数の入力を一度に受け取る方法
data = input("名前と年齢をカンマ区切りで入力してください：")
name, age = data.split(",")
print(f"{name}さんは {age}歳です。")注意：
- 入力形式を明確にユーザーに伝えるようにしましょう。
split()関数を使うことで、文字列を分割できます。
まとめ｜input()で対話型プログラムを作ろう
初心者の方でも、input()を使うことで簡単にユーザー参加型のプログラムが作れます。
覚えておきたいポイント
input()は文字列型を返す- 数値として使いたいときは型変換が必要
- エラー対策には例外処理（try-except）を活用
split()で複数の値を処理することも可能
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